手作り家具の製作と販売

兄弟の学習机

■みっチャンとよっチャンの学習机・1話■
「みっチャンとよっチャン」のお父さんとお母さんが「よしのや」に来店されたのは確か1年前の机展の時。

それから一年後見覚えのあるお客様が訪れました。みっチャンとよっチャンを連れて。

お兄ちゃんの「よっちゃん」はもう1年生です。年子の「みっチャン」は年長さんで4月になればピカピカの1年生。そんな二人に お父さんとお母さんは1年かけて無垢の学習デスクを探していました。大きな家具屋さんにも無垢のパイン材で作られたカントリー調の学習机はあるけれど、何か違うと感じていました。二人は1年かけてあちこち見たおかげで、目が肥えていました。

「くるみ」や「なら」「タモ」などの雑木で作った手作り家具や机は やっぱり全然良さが違うのです。

手作り学習机

お父さんとお母さんのリクエストで、材料はクルミです。サイズが1200L×700W×700H、抽斗は3杯、真ん中はA3が横に入る大きさで、両サイドにフックを付けて下さいとのことでした。

そして2台同じ物を注文するからお安くしてね(*^_^*)と言うリクエストもつけて・・・・。

リクエストされたからには歌っちゃいます、あっ・・違った<(_ _)> とは言うものの、やはり手作りの学習デスクは高価なのです。でも職人古川は頑張ります。材料代はどうにもならないけど、人件費を削り「みっチャンとよっチャン」の為に良い机を作ります。

長さ4mの板から節や傷の無い所を選び、「木取り」をします。脚’天板’抽斗’幕板、それぞれの部品を切り出します。

 
手作り学習机
そして加工されたそれぞれの部品がだんだん机の形になって行きます。でも机になるまでに天然の木材は使えなくて捨てる所がたくさん出てきます。 手作り学習机
小さな端材は小物用に取っておきますが、ヒビ入ってる物や節や「あて材」は最終的に薪ストーブで燃やされ、冬場に僕を暖めてくれます。

余すところ無く天然の命を頂きながら、「みっチャンとよっチャン」の学習机の製作は続きます。

                   04/9/19・・・・・続く



最新の学習デスクの情報

※文中の「みっチャンとよっチャン」は仮名になります

手作り学習机
1話 2話 3話