手作り家具の製作と販売

一枚板の座卓 栓の木ばっちゃん物語・1話「出会い」

6月初め お隣群馬県に材木を見に行きました。そこには樹齢200年を越す「じっちゃん」「ばっちゃん」達が僕が来るのを静かに待っていました。大きな木は大きなを吐いてます。だからいつの世も人は一枚板のテーブルや座卓にあこがれるんでしょうね。

これは一枚板の座卓として、安田さんの元で第二の人生を送る事になった、栓の木ばっちゃんの物語です

ケヤキのじっちゃんは貫禄がありました。年季が入ったシワといい赤みがかった顔といい「どや綺麗やろ、腰のくびれ具合なんぞ、そこらのばっちゃんに負けへんぞ!ワシならお客さんも間違いなく納得やで」
でもねケヤキのじっちゃん、ちょいと予算がね、、、(T_T)今回は連れて行けないよ。

タモのじっちゃんも話しかけてきました、ロシア語?中国語?.どこのじっちゃん?
ゴメンねタモのじっちゃん、今回連れて帰るのは日本生まれの「じっちゃん」か「ばっちゃん」、また縁があったらね・・・・。

グルグル倉庫を歩き回る途中「楡のじっちゃん」「栗のばっちゃん」「栃のばっちゃん」大勢が声をかけて来ました。そんな中に日本生まれの色白な「栓のばっちゃん」がいました。

 

2004/7/22・・・・・つづく

セン【栓】 
ウコギ科ハリギリ属の落葉広葉樹。
日本各地に自生するが、多くは北海道である。
辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡黄白色、心材は淡灰白色。年輪幅は極めて狭く、明瞭である。鋭いとげが多いことから針桐(ハリギリ)とも言う。

 

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