手作り家具の製作と販売

■屋久島にソファーを届けるお話 その七■


あれだけ暑かったのに、8月下旬から急に秋めいてきました。

仕事をするにはとても都合がいいです。さて、9月は栗の素材が一番見える背板の加工に入ります。

長さ240cm幅36cm厚み4,5cmの一枚板を惜しみなく使います。栗材は大木になればなるほどウロが入りやすく、鉄砲虫やカミキリ虫、キクイ虫も入ります。たぶん美味しいんでしょうね?

背板に使う材も虫食いは無くホントに良い材です。世界の良材は枯渇する一方で、無垢材を扱う木工家は難儀します。金に糸目を付けなければあるのでしょうが、お施主様のご予算あってのお仕事ですので・・・・・。

 

想像していた通りアースカラーの座面に本体がマッチしています。背板も弓なりの1枚板がよい感じに収まりました。

画像は1度オイルを塗布した状態ですが、シーズニング後もう一度研磨してオイルを塗布して完成です。

今月末には長野より屋久島まで直接お届けです。

老体に鞭打って鹿児島まで高速で、そしてフェリーに乗っていざお届けにまいります。

 

 
2015/10/1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく