手作り家具の製作と販売

■スコフィールドさんと海を渡る水屋物語「色合わせ」3話■

【中華街バッタリ遭遇事件】後、うしろ髪を引かれつつ、私たちも中華街を後にしました。
その後何度かのメールのやり取で、正式にご注文頂いた時は国内のお客様からのご注文と違い、形容しがたい出来事となりました。

仕入商品を売るわけでなく、自分で製作したものが海を渡るのですから なおさらです。

話変わり思うのですが、メールってほんと便利です。大抵の事は用が済んでしまう。昔なら何度も国際電話して、写真に図面に見積もりに、エアーメールで送って・・・、文明の利器に感謝感謝です。

さて実際の製作に入るまでにまだまだ詰めなければならない事は沢山有ります。まずは色です。スコフィールドさんは2月にイタリア製のダイニングセットを購入したのですが、基本的に同色にしたいとの希望です。私がお渡しした色見本で選んでくれたNOと、メールで送られてきた写真の色には大きな違いが・・・。

PC上での発色・・・・、こればかりはしょうがない。

結局色見本で選んでくれたNOに近い色を、艶消しと艶有りの2パターンで数種類送る大計画を決行したのである。

色合わせは ほんとに難しい。大方の色はブラック・レッド・イエローがあれば作れるのだが、白い画用紙の上に色を乗せるのと違い、木の性質や素地の色で同じ色を塗っても全然違う。一見茶色いテーブルの天板ひとつでも濃い所や薄い所、赤い所や黒い所、よーく見ると全然違うのである。それを染料系と顔料系の着色剤でなんとなく全体で見た時に同じ様に合わすわけで・・・・・、で ニューヨークに向け色見本を製作中の私です。

話は前後しますが、スコフィールドさん家(ち)はやはり素敵でした。右奥に写るキャビネットの所に水屋箪笥を置いてくださるそうです。まもなく色サンプルおくりますからね〜〜待っててくださ〜〜〜い。04/3/1

・・・・・・・・・つづく