手作り家具の製作と販売

■スコフィールドさんと海を渡る水屋物語「発送」9話■

4月下旬、完全武装した荷物が工房で出撃待機をしています。ニューヨークに向け発送の発注はしたものの日本はゴールデンウイークに突入、多くの企業が機能しなくなりました。
そんな訳で日本通運さんが荷物を集荷に来たのは5月10日、ちょっと予定より遅れましたが無事に着いて下さいと祈るばかりです。

さて話は戻り2話でも触れましたが、発送方法(業者選定)にあたっては御注文頂いてからずーっと考えていたことでした。どういう事かと言いますと、やはりお客様には商品代金以外のお金は、なるべくなら支払って頂きたくないからです。

数件の業者をあたり日本通運さんに見積もりを出して頂いた金額が保険も入れ海上コンテナ便で約30万円弱でした(1ドル106円換算)。
でも日本には沢山のインポート家具やアジアン雑貨があふれてます、その多くは非常に安い商品です。こういった商品の殆んどは安い送料で来てるはずだ、そいつらはどうやってやって来るのか、きっとなにか安いルートがあるに違いない!

そんなときにふっと思い出したのが。以前オークションでお取引した岡本さんでした。彼は私の出品したバイクを落札して下さり、東京から取りに来られました。引き取りの立ち話、彼は中古バイクをカリフォルニアに輸出していると言うのです。「ミニバイク3台まとめて送って15万位で行きますかね〜」なんて確か言ってたので、とりあえずメールで尋ねてみました。1度きりのオークションでのお取引にもかかわらず、ご親切に2度も見積もりまで出して頂、この場をお借りしてお礼も申しあげます。

さて色々調べたのですが結局の所 大型の商品をドアーtoドアーで送るなら業者は日本通運と言うことになりました。小口なら郵便でしょうか。
もし安く送るなら、諸手続きは自分でやれば安く上がるでしょうが、輸出入通関、書類作成、最寄輸出港までの配送、混載ターミナル手配、保険契約、関税、公租公課の税金の事など大変な労力を使います。そういえば同業者がソファー1個をアメリカに送って20万円かかったと言っていました。

やっぱ結構かかるのね(T_T)

多分安いインポート製品などはコンテナの混載便で商社や専門業者が大量に仕入れるからなんだろうと、自分で納得して今回は荷物を送りだしました。

ニューヨークまで無事に届いてください〜〜〜。さよなら〜〜〜〜(^^)/~~~

・・・・・・・・つづく

2004/5/12